80年代の始めにキリムのあるアフガニスタンへ…。
その頃アフガニスタンからは多くの人たちが難民として国境側へ移住してきていて、 その中にはカーペットやキリムを商う人もいました。今も取引のあるラスール君もそのひとりで、ウズベク系の彼は同じ境遇の仲間にも 信頼が厚く、物を集められる人でした。
仕入れに行くと難民キャンプにある彼の家にはリヤカーや古いトラックに山積みのキリムが運ばれてきます。使い込んだキリムのBAG,テントのロープに塩袋…それらを担いでくる男達も皆、いい顔をしています。パターン族、ハザラ族、ウズベク族…顔立ちも色々、言語も様々。
その頃の国境の街はごった返しの喧騒と彼らの生きていく為のパワーで満ちていました。その後、イラン、トルコと西へ西へとキリムの仕入れを拡張していきましたが、 今も物選びの根底にあるのは遊牧の生活から自分たちのために作り出された道具としての織物の面白さです。
益々現地のお店に近い量とバラエティーで楽しんでいただける様になりました。 キリムは沢山見て、触ってだんだん面白さがわかってくるようです。是非、お気に入りの一枚に出会いにいらして下さい。
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